講習会の解説
今回は、建築設備士独学合格の可能性を高めてくれる「講習会」について解説します。
講習会には一次試験の講習会と二次試験の講習会が存在しますが、ここでは二次試験のみについて解説します。
講習会主催は、以下の2団体です。
・(一社)日本設備設計事務所協会連合会
・(一社)電気設備学会
講習会の概要については、「建築設備士 講習会」で検索と検索結果上位にヒットしますので、ご確認ください。
さて、本記事で最も大事な情報は講習会の内容ではなく講習会当日に手に入るテキストのことについてです。
講習会テキストを入手するために講習会に参加すると言っても過言ではありません。
何故このテキストが重要なのか。
講習会テキストには、当該年度の課題に沿った必須問題の予想問題と解答例が記されています。
その解答例を暗記して、答案用紙に書けば合格できた時代がありました。
つまり、
講習会に参加する=建築設備士に合格する
ということが成り立っていたのです。令和元年までは。
故に、受験生は講習会にこぞって参加するのです。
現在はどうなっているかというと、令和2年度からの試験内容変更に伴い、必須問題の予想問題がほとんど当たらないという事態になっています。
しかし、人気度は相変わらずで、講習会参加申込が始まると1週間程度で参加枠が無くなってしまいます。
東京では複数日開催されますが、講習会初日が最も競争率が高く、参加申込から1日で参加枠が埋まる程です。
筆者の体験談(令和5年度講習会)
ここからは、筆者の体験談を記します。
筆者は、職場の先輩(建築設備士合格者)から「講習会の参加申込はすぐに埋まっちゃうからね」と教えて貰ってたため、一次試験合格確定後、申込開始と同時にサイトにアクセスして申込を試みました。
が、申込ページはアクセス集中によりサーバーが落ちてしまい、復旧目処が立っていませんでした。
数日後、申込再開のお知らせが掲載されたので、申込再開と同時にアクセスしました。
が、再度サーバーダウン。
この次にようやく申込が完了して一安心したのを今でも覚えています。
某巨大掲示板および某SNSで情報収集してわかったのですが、ネット申込以外の申込をするとサーバーダウンに関わらずスムーズに希望する講習会開催日に申し込めた方を発見しました。
その方法は、銀行振込です。
地方の方や、講習会初日を希望する方は、銀行振込を検討すると申し込めるかもしれません。
北海道は40名程度だったと思います。
講習会当日は、朝から夕方まで終日にわたって、空調・衛生・電気に分けて、講師が試験のポイントを解説してくれました。
講師の方は、スーパーゼネコン、大手設計事務所、サブコン勤務の方々でした。
録音は禁止されているため、一度きりの勝負ですが、情報量に対して講習時間が短いため、講師は早口で聞き取ることが難しかったです。
講習会会場は、冷房が強すぎたため、筆者は当日夜から発熱したというのが最後のオチです。
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