ここでは、建築設備士取得を目指すにあたり、自分が今どのレベルにいるのかを把握する指標の一つを記します。
初期条件(スペック)による勉強量の違い
建築設備士を受験する前提条件として、降順で有利順に並べてみました。(独断と偏見)
ここでいう有利というのは、二次試験に向けて仕事で培った経験が活かせる、あるいは、資格勉強で被る分野がある、等の意味合いです。各々の資格難易度ではありません。
Sランク
・1級建築士
理由:狭き門を突破して一級建築士に受かった人なら、建築設備士の試験の難易度はそこまで高く感じないと考えたためです。努力量が一級建築士の方が遥かに上回る。一級建築士の試験勉強に耐え忍んできたならば、そこまで難しくないでしょう。
Aランク
・電験3種
・1級管工事施工管理技士
・1級電気工事施工管理技士
・空気調和・衛生工学会設備士
理由:単純に試験内容被る点が多いためです。一から勉強するよりも知っている知識を使いまわせるので有利であると考えました。これらの有資格者は、実務経験2年で建築設備士の受験資格を得ることができる点もこのランクにした理由でもあります。また、これらの資格に受かる努力ができる方なら建築設備士の合格もそこまでハードルは高くないと考えます。
Bランク
・2級建築士
・第1種電気工事士
・消防設備士甲種1類
・消防設備士甲種4類
・2級管工事施工管理技士
・2級電気工事施工管理技士
理由:試験範囲が建築設備士の問題内容と被る度合いがAランクより低いと考えたためBランクに設定しました。個人的には、消防設備士甲種1類、4類の知識はガッツリ転用できるので取得することをおすすめします。
Cランク
第2種電気工事士
理由:二次試験の選択問題を電気で受験予定の人は、計算問題の分野を少し転用できるかなと考えたためです。(電気回路やオームの法則)
筆者は衛生選択なので電気には疎いです。参考までに。
Dランク
大卒、専門卒、短大卒、高卒(実務経験少ない)
理由:有資格者でもなく実務経験も浅いという意味でこのランクに設定しました。しかし、合格できないというわけではありません。筆者もこのランクだと思っていいますが、ちゃんと段階を踏めば受かると考えます。当ブログはこのランクの方を一番応援しているつもりです。一緒に頑張りましょう。
※実務経験者は、年数や経験値によるため、除外します。
筆者は、ゼネコン・サブコン・設計事務所の設備担当が実務経験が多いため、受験生の中でも有利だと考えます。
現場での経験やトラブルで培った経験値は有利です。
実際に目で見た設備や肌で感じた経験は座学のみよりも記憶に残りやすく、幅広い知見を得られるます。
筆者は、大卒で実務経験が少ないため、設備に関する知識や経験が乏しい状態でのスタートでした。
1回目の二次試験受験時は、製図に重きを置いて勉強しており、必須問題を甘く見ていたため不合格となったのだと思います。
1回目受験時(2023/8/20)の筆者のスペック
・大卒(機械工学科)
・新卒で地方公務員(営繕担当)に入所
・建築系の資格無し
・設備実務経験4年
・4年とはいえ受け持った案件数が少なく、事務所に書いてもらった書類をチェックすることもしばしば
・自分で設計(熱負荷計算や圧損計算等)したことはない
筆者は令和5年に受験し、1次試験合格→2次試験不合格となり、2回目の受験で合格を目指します。
私の場合は、必須問題を重点的に勉強する予定です。
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